2011年11月14日月曜日

永田圭 / kei NAGATA


愛知芸大で絵画を学び、現在は瀬戸でアトリエを構える永田は、普段買い物に訪れる商店街を舞台に「イメージで遊ぶこと」の視覚化に取り組んでいる。制作において「ついつい頭の中で煮詰まりすぎる」と語る彼は、あえて「適当に」やることを念頭に、気楽で軽やかな表現を心がけながら、本企画の中心的な役割を果たしている。
(M・M)
(I・H)



お休み

本日より明日15日(火)16日(水)は展覧会お休みになります。
一部野外展示の作品は観れますが、展覧会としてはお休みとなっております。

次は17日(木)からオープンします。よろしく願いします!




加藤千尋 / chihiro KATO

名古屋芸大で日本画を学んだ加藤は、様々な自然物に由来する天然の顔料を色鮮やかに扱う楽しさと絵筆を握る安堵感から日本画の道に進みました。本来は日本画の形式に従った人物画を得意としていますが、今回は商店街での展示という企画趣旨を考慮して、スケッチや写真などを用いた取材を行っています。そして一杯のコーヒーカップやアーケードの街並み、店先の風景などを描いて取材先の喫茶店に展示したり、理髪店のウインドウに貼られた教会の絵柄を日本画の技法で再現するなど、新たな試みに取り組んでいます。
(I・H)

松本崇宏 / takahiro MATSUMOTO

松本は愛知芸大で彫刻を学び、主に木彫の作品を制作してきました。「木を彫る、あるいは削ぎ落とすという行為そのものが、何かにつながって行くのではないかという思い」から彫り出された人体の表情は、まるで能面のように憂いや苦悶、あるは恍惚や法悦といった様々な感情を湛え、「自己、あるいは人間の成り立ち」を問い続ける彼自身の写像として訪れる者を眼差します。今回は芸術家横丁の木造ギャラリー二階においてドローイング作品を展示します。
(I・H)


松本崇宏

1986年 愛知県一宮市生まれ
2008年 愛知県立芸術大学 美術学部彫刻専攻 卒業

展覧会
2007年 ※※※※展 名古屋市民ギャラリー矢田
2010年 秋の小旅行2010 瀬戸末広商店街
2011年 個展 一宮picante labo


(秋の小旅行2010 より)

馬場智子 / tomoko BABA

名古屋芸大で油画と同時代表現を学んだ馬場は、昨年は芸術家横丁の木造ギャラリーのフロアに針金で支えられた緑色の毛糸を展開する作品を発表しています。それぞれの毛糸には馬場のみが理解できる表音文字のような機能があり、全体としてその空間から感得したフィーリングを表していますが、その内容は秘密にされています。「儚くて、刹那的なものにこそ安心感を覚える」という彼女は、見る者と作品との間に確かな隔たりと強い結びつきを同時に期待し、謎に誘われて深い森に分け入るような視線のみを静かに待ち受けているのです。今回は昨年と同じ空間に雑然と置かれた陶器の中から注意深く選んだものをテーブルの上に構成し、堆積した表面のホコリを用いて訪れる者に語りかけます。
(I・H)

2011年11月12日土曜日

本日オープニング!

本日19:00より山内時計店前広場にて、オープニングパーティーを行います!
Geonoriのライブもありますので、お近くにお越しのかたは是非お立ち寄りください!

秋の音楽会

本日12日 19:15-
山内時計店前広場にて
オープニングパーティーの中で、

Geonoriの松井アミ(vo)、戸田裕久(bass)、依田拓(perc)による即興セッション
「秋の演奏会」が行われます!

ぜひお越しください。

2011年11月11日金曜日

富永敏博作品のワークショップの告知

間もなくワークショップが開催されます。みなさまぜひご参加下さい。


■『My House Flag ‐自分のお家の旗を作ろう‐』

お家のシンボルを描いて飾る。作った旗は、万国旗のようにつながりながら増えて行きます。
みなさんオリジナルの旗を作りに来て下さい。


■旗作り実施日

11/12(),13(),19(),20()
*12(土)は会場が変更になりますのでご注意下さい。
会場に関しては恐れ入りますが、インフォメーションでご確認下さい。
OPEN11時~17


■参加無料 予約,持ち物不要


■会場
 せと末広町商店街内 ギャラリーピーコック
 (489-0814 愛知県瀬戸市末広町三町目)



富永敏博
http://toshihirotominaga.com












2011年11月10日木曜日

冨岡奏子 / kanako TOMIOKA

愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻在籍。作家自身の写真をもとに平面を描く。溢れんばかりの笑顔に満ちた色彩鮮やかな人物からは、富岡が抱く記憶への強い愛着が感じられる。そのときどのように楽しかったのか、色にしたら何色か、赤か、黄色か、青色か、と描きながら記憶をたどるという。本展覧会では商店街の人々との写真をもとに、「自分自身と瀬戸の人々」をテーマにした作品を展開する。
(H・S)




記憶の所在より

大畑蘭 / ran OHATA


愛知県立芸術大学大学院美術研究科博士前期課程デザイン領域在籍。アニメーション、ロゴデザイン、イラストレーションなど、ひたすらに“Funny”なビジュアルイメージを探究する。とくにアニメーションおいては、ヴィヴィッドでユーモラスなキャラクター、ストーリー展開、BGM、せりふ回しに至るすべてに“大畑節”が見てとれるだろう。本展覧会ではこれまで何度か披露したことのある“ハクい※”牛丼屋を瀬戸で再び見せてくれる。大畑の牛丼に対するソウルを是非ご堪能あれ。
(H・S)※ヤンキー語で「イケてる」の意。


大畑蘭 official website http://dalas.jimdo.com/









藤井隆也 / takaya FUJII


京都芸大で日本画を学んだ藤井は、ドイツ留学を契機にその伝統的な様式や素材を離れ、現代美術のフィールドでの活動へと移行します。彼は、グローバルでありながら極めて身近な素材であり、また人間の生においては水と並んで重要な「塩」に着目しています。塩や花を用いたオブジェの制作、自らの身体を用いたパフォーマンスなどを通じて国際的な表現活動を行う彼は、自身が運営するギャラリーWEISSRAUM(京都)を活動の拠点とし、若手の育成にも尽力しています。今回は末広商店街の旧旅館にて、瀬戸の市花でもある椿を用いた作品を発表します。
(I・H)

galerie WEISSRAUM web site  http://www.geocities.jp/weissraum/indenew.htm
















ダニー・デファツィオ / DANNIe DeFAZIO

イタリアのローマに生まれたデファツィオは、世界各地を精力的に渡り歩いた末に、日本の文化や美意識に対して強い関心を抱くようになります。近年イギリスで美術を学んだ後に来日、現在京都に滞在する彼は、大阪大学に研究員として在籍しながら「透通る夢」や「美人」といったテーマについて、調査と研究を進めています。今回は「Transient Eternity/瞬間の永遠」をテーマに、末広商店街の時計店のエントランスで映像作品を上映します。
(I・H)






川中政宏 / masahiro KAWANAKA


京都造形芸大で情報デザインを学んだ川中は、電車内の乗客から連想したキャラクターをイラスト化して収集したり、音楽が録音されたカセットテープを粉末にして砂時計にするなど、「記憶」や「時間」に様々な方法で形を与え、視覚化する取り組みを続けています。今回は、かつて馬の蹄鉄を取り扱っていたという末広商店街の旧旅館の空間に着想を得て、その記憶をユーモラスなオブジェ作品として展示します。
(I・H)



川中政宏 プロフィール

1979年 大阪生まれ
2003年 京都造形芸術大学 情報デザイン学科卒業
galerie weissraum kyoto,japan スタッフ


2010  galerie weissraum in kyoto [the Clock a Raindrop] 
        galerie weissraum in kyoto [0.605 cm/hで動いている]
        galerie weissraum in kyoto [音の時差と余韻]

2009 produzentengalerie plan.d. in Düsseldorf Germany
      [Rauminstallation Deutschland und Japan,um 2009]
        galerie weissraum in kyoto [Reflection of the sound]

2008 Gallery 173 in Osaka [river of sound ~MINOH river~]

2007 熱風書房ワンダーブックストア&ギャラリー in Osaka [The drawing in the train]




川中政宏 official website http://masahiroart.web.fc2.com/index.html










宇田もも / momo Uda


愛知芸大で彫刻を学んだ宇田は、「空間」とのコミュニケーションを造形し、作品化する作家です。彼女は自らを内包する空間(自己の不在)に対して、まるで旧知の友人のような親密さで「遊び」や「ゲーム」を提案し、その反応の創造性を立体、インスタレーション、映像、ワークショップなど様々な手法で提示します。今回は、昨年末広商店街のアーケード空間に展開したプロジェクトを銀座商店街へと拡張します。
(I・H)





勝翔子 / shoko KATSU


名古屋芸大と愛知芸大で彫刻を学んだ勝は、衣類や食物といった身近な素材と、関連する記号や文字とを組み合わせることによって、モノとその意味をめぐる様々な二項対立を「触れ得るひとつの物体」へと可視化する取り組みを続けています。近年、ドイツのブレーメン芸術大学で研鑽を積んだ彼女は、今回は銀座商店街の原田写真館二階において頭髪を用いて制作されたリングを、また芸術家横丁の木造ギャラリー二階ではテントと家屋が対決するホームレスリング・シリーズを展示します。
(I・H)


































2011年11月9日水曜日

清水太一 / taichi SHIMIZU



2008年愛知県立芸術大学大学院版画領域修了。即興性・集団性に関心を持ち、バンド THE NEWSPAPERS の一員として即興ライブパフォーマンスを中心に活動している。2011年7月には反原発デモにバンドとして参加。今回の展覧会では、瀬戸の街から発想を得て、公園でサックスを使ったパフォーマンスを行う。
(Y・T)



青木一将 / kazumasa AOKI


愛知県立芸術大学修士課程で彫刻を学ぶ。型を使った作品を多く制作している。ミニカーにアルミホイルを押し当てて形を写し取ったり、蠟で小さな人体を1000体作ったりするなど、原型と複製品との関係、また工業的な大量生産にも似た感覚が、制作する上で重要な要素になっている。今回の展示では、街に溶け込むような作品を制作する。型を使って盆栽などを複製し、瀬戸の商店街の植え込みや路地に紛れ込ませる。鑑賞者は、日常にうまく溶け込んで見落としてしまいそうな盆栽が、実は本物ではなく作品だったと気づいた瞬間、偽物を見たときに感じるエラー、錯覚を楽しむことができるだろう。はたしてボンサイスパイは本当に街に繰り出しているのか。
(M・M)

青木一将 プロフィール

1984     三重県生まれ
2009     愛知県立芸術大学大学院 修了

2007     個展 (直指天 / 名古屋)
2008     常滑フィールドトリップ (常滑市 / 愛知)
2010     the NEWSPAPERS exhibition vol.1 (IKUMASA house / 愛知)
2011     woodland gallery (美濃加茂ミュージアム / 岐阜)
2011     the NEWSPAPERS exhibition vol.2 (brazil coffee / 名古屋)





上から
entrance : 2008  ワックス  インスタレーション
deadend racing : 2009  アルミホイル インスタレーション
アジト  : 2009 -  廃材、石膏ボード、木材、etc 
緯度 35.4 経度 137 にて : 黄色いガムテープ、ペンキ インスタレーション

作品MAP

作品MAP出来ました!
こちらの地図を見てお越しください!



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2011年11月6日日曜日

2011年11月5日土曜日

オープニングパーティー

展覧会開催に合わせて、ささやかなオープニングパーティーを開きます!


日時:11月12日(土)19:00-20:30
会場:末広商店街 山内時計店前 広場


12日は他にもパフォーマンスなど色々なイベントがありますので、
ぜひお越しください。
商店街の美味しいものを用意してお待ちしております。